思い出したようにMy Hair is Badを聴いた。
サブスク解禁されて大喜びしたのが懐かしい。ただ、「narimi」が無かったのが少し、いやだいぶ残念だった。高校時代によく聴いていたアルバムで特に「元彼氏として」や「アフターアワー」が特に好きだった。
マイヘアを聴くと、高校時代によく聴いていたこともあって、高校時代の生活を思い出す。楽しかったのは軽音楽部だったことしかないけれど、バンドをやってて本当に良かったと思う。バンドをやってなかったら高校を辞めてるだろうし、部活で良い先輩や今でも会うような友達に出会えているからその出会いが大きい。マイヘアを聴くと楽しかった思い出よりも、つらかった記憶の方が強く浮かんで、なんとも言えない気持ちになりながらも「グッバイ･マイマリー」を聴いたり、「接吻とフレンド」を聴いたりする。
現実世界、こんな未練がある人がいるとちょっとどうかと思ってしまうが、これが刺さる人もいるんだよね。マイヘアの好きな部分は歌詞よりも音楽の方が好みだから聴いてしまうんだと思う。分かりやすくバンドサウンドでギターがジャギジャギ鳴って、Aメロで沈んでサビで上がってというようなはっきりしたバンド音楽が好きなんだと思う。
マイヘア、自分たちもコピーすればよかったなと聴く度に思う。私たちのバンドは色んな世代のバンドをコピーしていた。初めて練習したのはエレファントカシマシの「悲しみの果て」だったし、ライブの十八番はKANA-BOONの「ないものねだり」だった。ライブの最後に披露した曲はTHE BLUE HEARTSの「情熱の薔薇」だったし、みんなが分からなくても、知らなくても曲の良さが伝わればいいと思って演奏していた。ベースボーカルで、ベースなのにフロントに立って歌っていたし、いろいろ配置を私たち仕様に変えてもらっていたのも本当に有難かった。SEをYAJICO GIRLの「サラバ」にしていたのも懐かしい。全部全部懐かしくて、過去である事実が寂しい。
練習でもめたことも、放課後にみんなでマックに行ってどうでもいい話をしたりしたのも、部室でお菓子を食べたり、他のバンドの演奏観るのも、先輩の事が好きだったことも、全部全部、マイヘア聴くと思い出す。
また来年になってもこうして同じようにマイヘアを聴いて思い出す日がある気がする。この曲みたいに。
- provided courtesy of iTunes
