さよならユニバース

日々をごちゃまぜリミックス

あまりにも春

今日母親を職場に送る時に、たまたま公園の横を通ったら、学ランを着た男の子4人組が暖かい日差しの下に集まっているのを見かけた。

 

春だ。春すぎる。あまりにも春。今日は気温も丁度良くて、春と呼ぶに相応しい日であった。私もたまたまブラウンピンクのアイシャドウを使った日だった。

先日、3年通った専門学校を卒業した。誰とも被らないような色がよくて、ターコイズブルーの袴を選んだら本当に誰も着ていなかった。偶然、学科の代表に選ばれて卒業証書を受け取ったり、地方のニュースで流れてサムネイルになっていたりしたらしく、多方面から連絡が来て恥ずかしかった。

もっとここに書き残せるような思い出があればよかったのだが、本当に友達がいなくて大した思い出もできないまま3年間を終えてしまった。もともと、グループで仲良くする感じが得意ではなかったのもあって、1人で過ごすのが楽だった。お弁当も1人で食べていたし、基本行き帰りも1人だった。一定の期間いっしょに過ごしたりすることはあっても、休みの日にわざわざ出て会うような関係になった人はほぼいない。

「卒業しました〜」とインスタのストーリーに載せると、DMに連絡を送ってくれたり、わざわざLINEを送ってくれた人もいて、すごく嬉しかった。「友達」という概念を感じて、ジーンとした。これを機に、今までの友達をより大切にしようと思えたし、20数人しかいなかった専門のクラスには合う子がいなかっただけだなとも思えた。これからもっとたくさんの人に出会うはずだし、案外大丈夫だなと納得できた。

4月から新社会人になることもあり、びっくりするほど運動不足になった。動かないのに食べる量は変わらない(むしろ増えた気がする)から祖母の犬の散歩を始めた。みんなに見てもらう(公表する)ことと、自分の記録をこめてインスタのストーリーに載せていくことにした。

犬を連れて歩いていると、想像以上に声を掛けられる。「かわいいね〜」「柴犬ですか〜」「ほら〜わんわんおるで〜」など色んなお声を頂くが、明らかにうちの犬に向かって言っているのに私が恥ずかしい気持ちになっている。

エヘ、エヘ///←こういう感じ

犬の代わりにリアクションしている。犬連れた気持ち悪い成人女性通過します。ご注意ください。

うちの犬も、もう今年で10歳らしい。私が小学校6年生の時、3ヶ月の子犬わんころ期に我が家に来た。それと同時に祖父が亡くなって10年だ。もう10年も経ったのかと驚く。そりゃ、私も就職するわな。祖父が亡くなったのは11月で、うちの犬は祖父の命日前日に生まれている。命がめぐるのを感じる。

これからの生活がどうなるか分からないけど、今までよりも、もっと、楽しい輝ける人生になってほしい。死ぬほどおもんなかった学生時代を忘れられるくらい人生楽しむ。

リーガルリリーの「17」

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リーガルリリーの新曲、個人的にめっちゃ好みだから紹介させてほしい。
絶対高校の時にリリースされてたらコピーしてると思う。高校の中だったら高2が1番楽しかったかな、コロナじゃなかったし、文化祭の軽音のライブも人数制限なんか無くていっぱい人が来てくれて、熱気と歓声がすごい中で必死になって歌ってた頃。ないものねだりが定番だった。

でも今は17歳のことなんか何も覚えてなくて、断片的に記憶が残ってるだけ。高校生活はずっとしんどくて、辞めたい気持ちのまま通って卒業したからほとんど何も覚えてないし友達も少ない。ただ、リーガルリリーの「17」を聴いたら、確かにそこにあった私の「17」の記憶が蘇ったような感覚になった。自分たちで歴代で初めて開催した校内ライブとか、2年生なのに文化祭のトリを務めたり、ライブハウスに呼んでもらえたり、ずっとバンドをやっていた。卒業しても続けたかった気持ちも若干あるけど、何となく高校までで終わる空気で3年の文化祭を最後に終わった。コロナだったから人数制限もあったし、当時(2020)のコロナ禍だと、文化祭で演奏できること自体奇跡だったかもしれない。本当に良かった。

私は何歳になっても音楽に救われるし、これからもこの曲みたいに出会えたら、忘れていたことを思い出してまたここに書き残すかもしれない。

この懐かしい気持ちを忘れたくない、また感じたい。

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きんかんの木

母親の実家のすぐ近くに、きんかんの木があるお家があった。そのお家には優しくて可愛らしいおじいちゃんとおばあちゃんがいて、子供の頃に「きんかん良かったらお食べ」ともらって、初めて食べたときに美味しくて驚いたのを覚えている。今はそのお家に誰もいなくて、別の人が買い取ったらしいが、10何年経っても同じようにきんかんはその木に実っている。

年明けに近くを通りかかると変わらずきんかんが実っていた。日当たりがすごくいいのが、今年も大きく育っているように感じた。祖母がそのきんかんをもらってくれていたので、3つほど持って帰った。

1つ食べた。やっぱり美味しい。皮を食べると、その皮の程よい厚みと甘さが口の中に広がる。中の実まで私は食べるが、酸っぱいけれど美味しい。今思い出しながら打ち込んでいるため、唾液がドッと出て面白くなっているが、季節ものなので美味しく頂いた。

今、きんかんの木があるお家は建て替えをしているようで、木が無くなったらどうしようと少し寂しくなった。私が成長するにつれて、母親の実家に通う回数が減ってしまったから周りの人とも交流が減って、私の知らないうちに亡くなっていたり、入院されていたりして、この辺り一帯の高齢化や衰えを感じたりした。私の祖父も少し忘れやすくなっていて、不安に思うことが多くなった。私に何か出来ることを探さなければと思う。2024年はみんなが程よく幸せに、つらいことが少なくあればいいなと思った。

きんかんの木は無くならないといいな。

2023振り返り

もうすぐ2023年が終わる。そろそろ締めのようなブログを書かないといけないなと思い、こんな時間から文字を打ち込んでいる。

今年は去年ほど心労を抱えることはなかったけれど、大きな分岐点に立ち向かうことは多かったように感じた。まず、就職活動が第一の壁であった。2月にあった2週間の病院実習では精神科に行くことになり、行くまではすごく緊張していたけれど、皆さんすごく温かく面白い方ばかりで充実した2週間を送ることができたし、たくさん学ぶことができて自分にとってとても良い財産になった。その病院に就職したいと思い、その病院に向けた志望動機を考えて面接練習をしたりしていたのに、「求人は出せない」と連絡があった。頑張っていた道を急に閉ざされた感覚になり、ショックだった。次は何を目指して就職活動をすればいいのか分からなくなった。その日は風呂に入ってあまりのショックで声を出して泣いてしまったのを覚えている。

まあ、泣いていても勝手に内定は降ってこないのでその日のうちに自分が他に興味のある分野があるかを考え直した。その結果が「薬」だった。私は調剤薬局の就職を候補に入れた。とにかく色んな範囲で調剤薬局の求人を探した。そして見つけた調剤薬局が職場見学OKだったけれど、募集は経験者だった。ただ、専門学校で勉強してきたからある程度知識はあると自負していたため、自己PRのようなものを問い合わせのフォームに打ち込み、職場見学の申し込みをお願いした。快諾で連絡が返ってきた。とても嬉しかった。ひとつ前に進んだ気がして頑張れる気がした。見学と面談で30分ほどで終わったが、ちょっとした世間話でも盛り上がってアットホームな職場なんだなという雰囲気も感じた。ここに就職したいと思った。職場見学のお礼の連絡と共に就職したい気持ちを伝えると、2週間後に試験日を設定して頂いた。簡単な筆記試験を受けたが、正直落ちたと思った。結構落ち込んだ。「私はこんなに数字に弱かったか」と落ち込んだ上に、試験のお礼メールの担当者の名前まで間違えて”ガチで”落ちたと思った。

だが、試験の次の日、朝の10時に内定のメールが届いていた。本当に嬉しかった。

実はこの試験を受けたりする前に、クラスの子から就活マウントを受けていて「俺の方が試験日早いから俺の方が早く内定出るかもな」的なことを面と向かって言われて「こいつマジか」と思いながらムカついて無視した。結果私がクラスで1番目に内定をもらった。

第二の壁が人間関係だった。今年に入ってますます一人行動(1人でできること)が増えて、本当に困っている。カラオケもラーメンもマクドも気付けば1人で行っているし、ライブもスタジアム、ドーム、アリーナ、ライブハウスとほぼ全ての規模の現場を1人で参戦してしまった。むしろ1人は楽でいいのだけれど、日常生活での寂しさは多少ある。専門学校のクラスメイトとの関係があまりにも上辺すぎて疲れる。めちゃくちゃ仲のいい子ができるわけでもないまま卒業しようとしている。相手がどう思っているかは分からないけど、私はそういう気持ち(上辺のような空気、雰囲気)を感じるので同じように関わっている。元々友達がそこまで多くないのも理由だと思うが、ひとりでできることが増えた2023年だった。

逆に良い人間関係の話をすると、元々趣味で繋がった友達2人と旅行に行ったことが2023年のハイライトだと思う。趣味の用事もなく、本当にただの大阪旅行に行った。その子たちとは同い年で、考え方や思考も似ていて、話せば話すほど楽しかった。MBTI(嫌いな人ごめんなさい)で言うと全員内向型(I型)の人間の集まりだった。どこかに行ってご飯を食べたりするより、ホテルで夜中に喋り倒したり、公共交通機関の待ち時間に話したりしている時間が本当に心地よくて大好きだった。元々その2人のことは大好きだったけれど、旅行を通してさらに大好きになった。コロナも落ち着いて、こういう旅行に行けてよかったなと思えた。旅行には11月に行ったのだが、ここ最近「寂しくなってきた」「会いたい」と連絡が飛び交うようになって嬉しい。かわいいひとたち。

来年、2024年はついに社会人になる。もっとやりたいことをやろうと思う。今年のM-1グランプリをきっかけにお笑い界隈にしっかり出戻りしたし、コロナも落ち着いてきたから大阪通いを再開しようと思っている。仕事の忙しさの様子を見て考えるが、おそらく100%通いつめると思う。自分の好きなものは何歳であろうと大切にしていきたい。2024年は今よりもっと明るい話で振り返れますように。

湯船に浸かりすぎて溶けそうだった

風呂という場所は、どうしても1人で考え事をしてしまう。

 

考えなくてもいいようなことを、あれやこれやと思い出してはガサガサと泡を立てる。身体の汚れは落ちているけれど、中身は何もスッキリしない。

湯船に浸かれば、より考えは深まる。

最近、学校生活でも大きな出来事があったりして私の行動は本当に正しかったのだろうかと思い起こしたりしてそっと泣いたりした。日々選択を迷いながら過ごしているし、思い返して「ああしなければよかったかもな」と、どちらかというと後悔していることの方が多い。ネガティブな性格のせいかもしれないけれど。「してよかった」と思いたいが、その思考に辿り着けない。内定先のアルバイトに行き始めて2ヶ月が経った。まだ慣れてない仕事をしながら、周りの人に支えられて頑張っている。毎度毎度ビビりながら行動するし、やっぱり人と関わると疲れやすい。初対面だと尚。職場の人はみんな年上だから守ってくれるけれど、「もっとこう動けばよかったかな」と思い出して少し落ち込む。「来週はこうしよう」と思って意気込んだりもする。でも、仕事にはやりがいを感じている。環境に恵まれたなと思う。

クレームの対応から1年経ったけれど、未だに思い出して深呼吸をしたりする。正直しんどい。こうして私は苦しんでいるけれど、相手はどうせ私の顔も覚えていないだろう。正直、死んでほしいくらい憎んでいるから今頃地味に嫌な事とか毎日起こっていてほしい。毎日小指を角にぶつけるとか、天井が低いところでは絶対頭をぶつけるとか、そういう地味なしょーもない気持ちになっていてほしい。

このままだと次は布団の中で溶けそうになってしまうので大人しく書き終えて寝ようと思う。まあ頭を空っぽにはできないのだが。

「バイト辞めたいです」って伝えた話

ついに、やっと、バイト先に「辞めたいです」と言った。言えた。

タイミングが悪く、シフトに入ってない日が続いたのでわざわざ時間を作ってもらって話した。母親と職場が同じなのだが、母親にも言わずにいたため、私が就職先で仕事をしている間に「何事?やめたいの?」「何かあった?」とLINEが入っていた。社員の人が話したのだろう。「まだ仕事してるからあとでね」と返した。

仕事が終わって車に乗り込んでから母親に電話をかけた。「なんかあったの?辞めたいんじゃろ?」と言われ、「11月で辞めようかなって」と話した。

自分的にはもう頑張り抜いたと思った。クレーム対応で働けなくなったあの日から今月で丁度1年が経つ。それでも私は未だに怖さと闘いながら働いている。元々ホールで働けていたのに、今はセッター(ホールとキッチンの間のセクション)でホールに出ることなく働いている。一緒に働いている人達にもその事は理解してもらえてるし、何かあったら守ってもらえるし助けてもらえる。ただ、私自身がその罪悪感や負い目を感じすぎて耐えきれなくなったところもある。本当だったらクレームを受けた時に辞めているはずだけど、ここまで頑張ったんだからもうよくないか?と思った。悩んで悩んで考えた末、11月に辞めるのがベストだと思った。

バイト先に着いて、社員の人に改めて

「11月いっぱいで辞めたいです」と、先程書いたような内容を全て伝えた。社員の人は「ホールに出れなくなったのはレイちゃんのせいじゃないし、みんな分かってるよ。だからそこを負い目に感じてるんだったら違うよ。」と言ってくれた。

ただ、母親からも社員の人からも「出来れば、お正月の繁忙期までは頑張ってほしい」と言われた。ホールに出る必要もないし、セッターの補助をしてくれるだけで助かるから頑張ってほしいとのこと。

正直私の心は決まっている。100%決まっていないとこんな辞める相談はしない。何度も「頑張れる?」「正月までにしよう」と母親に隣で煽られたが、正直に「うん」や「はい」と言えないまま時間が過ぎた。でも、ここで「無理です」という心臓の強さは持っていなかった。

バイト先の人間関係はむしろ良かったし、バイトのメンバーでご飯を食べに行くくらい仲が良い。いろいろあったら連絡をくれるような人もいて、ありがたいことばかりだった。だけど、辞めたい。

「とりあえず」お正月まで籍は置いておく形で話が終わった。早速明日の祝日が出勤なのだが、あれだけ泣きながら辞めますと話した後に10-21の出勤はワロタ泣き。(ブラックではないです)

11月に辞めるしなーって顔して頑張ろうと思う。