さよならユニバース

日々をごちゃまぜリミックス

18歳、四苦八苦

2020年 7月27日 月曜日 私は18歳になった。

「もう子供じゃないぞ」なんて声がどこからかともなく聞こえてきたような気がした。同級生とも

「もう" 子供 "として守ってもらえないね」

なんて話した。丁度私達が成人、20歳になる年に世の中の成人年齢が18歳に引き下げられる。その事もあってなんとなく自分への責任が大きくなったような気がして少し苦しい。何を持って" 子供 " と " 大人 "を分けるかは分からないが、「18歳」という年齢からは謎に大きな節目を感じている。志望校の願書を書く練習をしていて、そこで初めて年齢の欄に「18」と書き込んだ。思わず溜息が出てしまった。

「本当に私は18歳になってもいいような生き方をしてきたんだろうか」

そこまで優等生でもない、どちらかと言うと劣等生だと思う。周りとはあまり波長の合わない人間だから友達も少ない。周りからは頼りにされがちでありがたいのだが、責任を感じすぎて押しつぶされそうになる事も多々ある。空気を読むことが得意だから、人のご機嫌を伺うのも向いている。人に頼み事をするのが苦手で、質問すると怒られる、頼むと嫌な顔される、そういうことが嫌であまり周りを頼れない。私は難しく生きすぎているのだろうか?

「四苦八苦」が生・老・病・死の事を示していることがあまりにも深い。「生きること」は本当に苦しい。この中の老い、病、死のどれよりも苦しいと思う。でも、どれよりも幸せだと思う。日々が目まぐるしくて何もかも忘れてしまいたい時だってある。自分だけが置いていかれたような気がして不安になる時だってある。自分の気持ちに嘘をついて生きていかなければならない時だってある。しかし、今の私は胸を張って「幸せだ」と言える自信がない。いつもどこか心が欠けていて、明るい気持ちになってもすぐ目の前に雲がかかる。朝が来ると絶望を感じ、涙が出そうになる。そのくせ夜はなかなか寝付けない。18歳の抱負は前向きに考えることにしようかな。あとは、美味しいご飯を食べる。こんな願い かわいいもんでしょ、神様。