さよならユニバース

日々をごちゃまぜリミックス

18:30pm.

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春が来たかと脳みそが勘違いするほど暖かい今日は日が暮れるのも遅かった。友達とマクドでしょうもない話をしながらほっぺたと首が痛くなるほど笑った。インフルエンザが流行る教室に怖くていられないし、「さっさと学校休みになればいいのにね」なんて話すけどこういうこと言ってると休みになんない。友達を駅まで送って30分かけて一人で自転車を漕いで帰る。帰宅ラッシュに差し掛かった街はハイビームの車ばかりで眩しい。急いでいるのか、飛ばしまくる車や、交差点を左折してくる車すらもなんだか忙しなく思えた。勢いよくたくさんの車が地下道へ突っ込んでいく。排気ガスのにおいが充満した街は苦しくて息もしたくない。同じように地下道へと向かっていくが、車が走る音で耳鳴りがする。誰にも聴こえないから大きな声で歌を歌う。地下道の蛍光灯はやけに明るくて、気味が悪い。すれ違う自転車たちはみんな死んだような目をしている。一日の最後というものは空っぽだ。自転車は漕ぎ続けないと先に進めない。明日に向かって生き急いでるように感じて嫌になる。何も見えない明日は怖くてたまらない。それでもやってくる明日をどうにか受け止めて、乗り越えてまた明日を待つのだ。急に肌寒くなった18時半に私は今日のドアを閉めた。