さよならユニバース

日々をごちゃまぜリミックス

無題

うちの家のベランダから外を眺めるのが好きだ。周りに同じような高さの建物は無くて遠くまで見渡せる優越感が大好きだ。お風呂上がりにアイスのホームランバーを食べながら、「#いいねの数だけ曲紹介」というタグをしながら外の風に当たっていた。

サブスクリプションというものに出会ってから私が聴く曲はガラッと変わったと思う。ジャニーズばかり聴いていた幼少期とは違って、どこか大人になったような気分だ。世界には何万もの曲で溢れていて、そのうちの1割にも出会えてないんじゃないかと考えている。人生のターニングポイントで救われた曲や、恋するドキドキを教えてくれた曲、シンセサイザーの文化に大きく触れた曲、様々な曲がプレイリストに溢れていた。シャッフルで聴けば聴くほど、楽しい。

こんな事をつらつらと書いているが、今年が受験生とは思えないほどの緊張感のなさで今を過ごしている。迷っていた進学先は決めたし、オーキャンにも行った。面談を受けたから面接が免除になって、書類審査のみになった。こういう事は同世代の子に知られると良くないだろうから、あまり受験の話をしない、入らないようにしている。

食べ終わった棒をくわえたまま考え事をする。ホームランバーの棒には何も書いていない。はずれだ。人生のホームラン、なんて在り来りな言葉を使ってみる。きっとまだ打ってない。力を貯めている最中だと思う。私の当たりはいつ来るんだろうか。湯冷めしそうになって少し腕をさすって部屋へ戻った。